音楽の先生は担任と違う! 小学校の音楽室経営のあるべき姿 part2 「肯定的にに規律をつくる」とは?

ハイテンションになる音楽の時間の規律をどのようにつくったらいいか。

先生が笑顔でも規律はできます。こわい顔して音楽の授業はできません。

先生の口から出る言葉はきびしく、顔はニコニコしてで次の手順で伝えるようにします。

 

❶最初に出会う時

❷学期の初め

❸何かの大きな行事が終わった後の最初の授業の時

この時が規律を作るチャンスです。

 PART2では❶最初に出会う時について考えたいと思います。

 

 

 ❶最初に出会う時

 

まず先生ご自身のこと話します。

今、私はこんな風にみんなと音楽ができたらいいなと感じています。

  • とにかく全員が楽しく感じる音楽の時間にしたいと思っています。
  • みんなでいい音をつくったりや気持ちのいい声を出し合って音楽をつくってきたいと思っています。  等

 次にそのために「3つの大事にしたいこと」を提示します。

これは音楽の時間のゆるぎないルールのようなものですから、先生の方も「これを守らない場合は注意するぞ」と心に固く誓わなければなりません。このルールは3つぐらいが限度です。2つでもいいと思います。

もしとても騒がしくて課題の多いクラスはその日だけは担任の先生に来ていただけるようお願いしましょう。

 

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 ルールは子ども達がちょっと頑張れば守れそうなことで自分が大事だと納得できることを決めて掲示できるように書いておきます。

次にルールの例を示しますが「なるほど!」と思えるようにその学年にあった話し方で伝えます。

 ルールの例

よくないルール*忘れ物をしない・・・これは大人でも無理です。

       *一生懸命頑張る・・・同じ意味ですがはっきりしない

       *楽器を大切に・・・・漠然としています。

 

  1. 協力

    わからない時やうまくできない時はそのままにせず友達にきく。

    それでもはっきりしないときは先生にきく。

    友達にきかれたらとても丁寧に親切に教えてあげる。

    先生はその時間を「協力の時間」として1時間の授業の中に必ず5分以上作りた

    いと思います。

  2. 挑戦

      自分は音楽はできない。不得意だと思わない。

    人間には様々な可能性があって不得意だと思っていてもがんばればうまくできていくことがあります。 

     例えば 音楽を聴く力 リズムよく打てる力

         根気強く練習する力 綺麗な音を探る力

         体の中に潜んでいる声 

         メロディを創る力など

     

     自分にあった力があります。それを授業の中で見つけるために

     挑戦しょう。挑戦のために先生を大いにこき使ってください。

     

  3. 自由と責任

     音楽の授業は席を離れて歌ったり合奏したりグループで活動したり

     することが多いです。その時は、教室内の自由な活動場所を自分で主体的に選 びましょう。その時は必ずこの場所なら責任を持ってきちんと活動できると決めた場所にします。これが「自由と責任」です。

  4. 音ゼロ

   先生が静かに話を聞いて欲しい時一切音を立てないで音をゼロにして聞きます。

   大切なことを伝えたい時に〇〇の音楽を弾きます。これが聞こえたら手に持って

   いる楽器、筆記用具、マレット、楽譜などを置きこちらに注目します。

   音楽は音が一切ないところからスタートする。

   「音ゼロ」を作れるようにしましょう。

 

このようなルールをつくって守られていくと規律ある雰囲気をつくルことができるのではないでしょうか。

そして大事なことは、これが守られているかを確認するため1時間の授業の中で

協力と挑戦の時間 

自由に席を離れて活動する時間

音ゼロの時

・・・・を必ず設定します。

 

 

「音ゼロ」はどこの教室でもあたり前のルールですがあえていろいろな活動をする音楽ではこれをあらためて伝えることは大事です。

 そして授業の終わり5分前に今日の授業の評価をします。評価はとても大切です。この時の評価の内容は声が綺麗だったとか音程がどうのとか一生懸命練習したとか怠けてたではありません。誰々ができてないでしょ。これこれは全くダメと否定するのではなく

できていた点や僅かだけど期待できる場面があったことを具体的に伝えます。

 

〇〇さんこういう風に友達を助けていた。

〇〇グループの活動場所の選び方が良かった。

〇〇さんがこんな小さな挑戦をしていた。

この時の音ゼロは気持ちよかった。・・などです。

 

それを毎回継続すると見違えるように規律が整います。規律が整ってきたら大いにそのことを伝えましょう。ただし大袈裟にではなくさりげなくです。

先生そんなとこまで見てたのかと驚かせるのです。もちろんしっかりと子どもの様子を観察してメモを取ることを忘れずその中から最も輝かしい部分を3つ選んで伝えます。褒めることを多発するのは逆効果です。

 

これが肯定的に規律を作る方法です。

 

気持ちの良い音楽室経営をして

音楽の授業が大好きな子どもをつくりましょう。