音楽の先生にサポ!

音楽の先生は孤独です。行事の成功と責任を担う立場。でも一番は授業で心を繋ぎたい!そんな先生をサポートするブログ。

「歌のにじ」4年音楽グループアンサンブルの基礎。繊細な配慮が必要。 

 

「歌のにじ」4年音楽

 グループアンサンブルの基礎

 繊細な配慮が必要 

 

4年生の1学期

歌とリコーダーをあわせて演奏する学習

重なり合う音の響きを感じ取りながら

演奏することをねらった授業を考察して

みましょう。

まずリコーダーパートはこんな感じです。

 


歌のにじ リコーダー (階名付き)

 

実際の授業・・

 

T:歌のにじ」を今まで歌ってきましたが

      今日はリコーダーの音と合わせてみたい

  と思います。

  その前にリコーダーの

  ウォーミングアップをしましょう。

 

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 *ウォーミングアップ*

1.指の体操 

  1本ずつ指を伸ばしたり縮めたりする。

  ライオンのガオーの手を作って動かす。

  音階のロングトーン

  ドーーーーレーーーー・・・・

  音階のスタッカート

  ドドドドレレレレ・・・

    指と息を整えます。

2.口の体操 

  あえいうえおあお✖️2

  かけきくけこかこ

  させしすせそさそ

  たてちつてとたと・・・と

 「わ行」までしっかり発音する。

  4ビートに乗って2回ずつ。

 

   口元を整えることができます。

   とても効果的です。

 

3.姿勢はトンぺタピン

   トン・・足を全部床につける

 

    (届かない人は浅く腰掛ける)

  ぺタ・・背中を椅子の背もたれにつける

  ピン・・背筋を伸ばす

          いい音は姿勢から!

 

 

T:では耳をすませて

  (範奏を聴く)

   CDを聴いてみましたが

  リコーダーが入った時と入らない時では

  どう違いますか?

 

C: リコーダーが入ると音がきれいになる。

C: リコーダーの音楽は歌よりゆっくり感じる。

 

(もう一度範奏を聴く)

 

C: リコーダーは歌のまねをしているみたい。

C: 歌を追いかけているみたい。

 

T: 楽譜を見てみよう。

  歌パートとリコーダーパートのちがいは

  ありますか?

 

   ここでねらっているのは

   3段目の掛け合いの面白さに

    気づかせることです。

 

C: 始まり方が違う。

C: 追いかけっこになっている。

 

T:  CDを聴いた時もそういってたね。

  それは何段目かな?

 C: 3段目のこと・・・

 

 T:なるほど。聴いてる人が

  3段目が面白いなって感じるように

  演奏できたらいいね。

  では3段目を意識して

  みんなで一度歌いましょう。

起立して歌う 

T:次に先生がリコーダーパートをひきます。

  出だしの違いをよーく聴いて

  入り方の違いを覚えましょう。

 

歌「うたごーえーたーかく」

リ「・・ソー  ソー  」

・・・を何度も繰り返し

耳から覚えるようにする。

   この曲の最も難しいところは

   出だしです。

   歌パートより遅れて入るリコーダーパート 

   弱起の難しさです。

 

T: ではみんながリコーダーパートを

  2段目まで吹いてみましょう。

  今度は先生が歌を歌います。

 🎶・・

T: だいじょうぶかな?

  さて今日は2段目までグループで練習しよう。

  練習の手順は4つです。

 提示する。

①歌とリコーダーの人数の割合を決める。

②ちょうどいい速さを決めよう。

③その速さで誰かが1・2・3・●と出だしを合図して

④トゥトゥトゥのきれいな音とどならない声であわせる。

 

一斉の活動と違って

グループで合わせる練習をするときは

先生の手を離れた活動となります。

こういう時は

自由でありまた

真面目に練習する責任があることを感じさせ

練習のルールやコツを初めに伝えることが大切です。

 

最も大切なことは①

人数配分はこちらで決めないで

まずは自由に決めさせて

その時の合わせた音のバランスがいいとか悪いとかを

実感させる場を経験させることが大切です。

やりたい方をやるのが結局はいい音につながらないと

実感させるのです。

 

うまくいかないグループには支援が必要です。

担当でもめたりうまくできなくてもめたりしますので

先生の助けがほしいグループは挙手するなど

細やかな音楽以外の導きが大事です。

 

 (グループ練習10分)

 

まとめの10分は元気づけること!

発表は自信が持てるようになってから

しましょう。

みんなの前で失敗すると音楽嫌いを生みます。

自信を持たせながら進めることが大切です。

 

T: 今日は発表はしませんが

  10分のグループ練習がどうだったか

  発表しましょう。

活動の振り返りは最も大切です。 

 C1班  リコーダーをしたい人が6人で

      歌が1人になったので困りました。

 

T:練習ポイントの①だね。

  次の練習で考える課題を見つけたね!

 

 C2班 ふざけている人がいたので

       けんかになりました。

 

T:練習ポイントの何番までできましたか?

  C2班 ②までできました・・

T: だったら大丈夫。あとは優しくすれば

   必ずふざけないでできるよ。

 

こういう班は必ず出ます。

ほとんどが自信のない子がふざけます。

できる子はいらいらしてもめるのですが

できる子が上手に教えることで

ふざける子は少しずつ練習し始めます。

吹けない場所はとばしたらいいよと

負担を軽くしてあげるのも1つの方法。

先生も根気よく待つ。

その先にアンサンブルの楽しさを

感じることができるようになります。

決してがみがみ叱らないことです。

 

 C3班  ちょっとまちがえるけど

       うまくいきました。

 

T:すごいね。次はメンバーを交代して

  できるか挑戦だね。

 

 C4班  出だしがうまく合いませんでした。

T:もしかしたらポイント②の速さを決めるとき

  ちゃんと全員で決めたかが

  できてない場合もありますよ。

  みんなが歌いたい速さ・・

  吹きたい速さを

  今度もう一度決めなおしてみようね。

 

グループで合わせるのは

このようにとても配慮が必要な事態になります。

でもおもしろいし

こんな子だったんだ!と

先生の児童理解も深められます。

なれてくると子どもたちは

グループの音楽活動は大好きになります。

 

 重なり合う音の響きを感じながら演奏させるには

 

聴く

きれいな音色 

合わせる気持ちの3本柱で。

 

根気強く育てましょう!

先生がんばれ!